SonyのシネマカメラでありAPSCセンサーサイズのFX30を買ってよかったという話をしていきたいと思います。今回は、特におすすめできる7つのポイントを上げていきたいと思います!
SonyのFX30を使い始めて1年以上が経過し、『FX30の魅力を7つ』『ここは気になるポイント』を併せて見ていきたいと思います!
2024年も現役で使っているよ
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APSCセンサーサイズのα6700も発売され、α6700の方が魅力に思う人も多いかなと思うのですが、改めて動画用カメラとしてのFX30の魅力を発信していきます!
最近ソニーから発売されたGレンズとの組み合わせも良いかなと思います!
忙しい方のためにもおすすめポイントをまずお伝えします
- 冷却ファンがあり、熱停止しにくい
- デュアルベースISOが使いやすい
- 10bitでのLog撮影が楽しい
- AFも早い
- 『超解像』ズームレバーが便利
- 4K120pが撮れる
- カードスロットが2つある安心感
意外と4K120pが撮れるカメラって少ないので、スローモーションを撮れるのは嬉しいです
- FX30は初心者でも使いやすいですか!?
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ハード面でもソフト面でもFX30は初心者にも使いやすいカメラとなっています
- α6700とFX30どちらがおすすめですか?
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写真も動画両方やるならα6700、動画専門でやる場合にはFX30がおすすめ
この半年間で、インタビューの動画や誕生日の動画、講演会の撮影など様々な場面で活躍したFX30であるがとても使いやすかったです。どの点がおすすめなのか説明していきたいと思います!
また逆に、この場面の撮影は向いていないなというのがあるので
最後まで読んで参考にしてもらえればと思います
はじめに伝えておくと、機能も大切ですが、実機を触った時の感覚や、これを持って撮影したくなるという気持ちが大切!なのでカメラを買う前に実機は触るようにしてください。
僕も、もちろん事前に機能面はある程度理解した上で購入しましたが、実機を触ってFX30のかっこよさに惹かれ購入を決意しました
FX30は様々な場面で使用することができる動画機となっています!シネマ機という表現ですがサムネ用の写真くらいは十分綺麗に撮れるので、ミラーレスカメラとそこまで大きな違いはありません。
FX30での写真性能が気になる方はこちらをチェック
シネマ機と聞くと、映画のような映像を簡単に綺麗に撮れると考えてしまいますが、Log撮影などの時は、設定や編集がとても大切になってくるので、シネマカメラという名前に踊らされることがないようにしましょう!
こちらはFX30で撮影した子どものバースデームービーになります。横浜にて撮影しました↓
冷却ファンがあり、暑い外や1時間を超える連続撮影も可能
FX30は冷却ファンがあり、かつ30分以上の撮影に対応しています!
普通に日常を撮影する時に30分以上連続で撮影することはないかもしれませんが、
講演会やインタビュー動画を固定で撮影する際にとても安心できかつ良い絵が撮れます!
僕の場合は、SonyのHXR-NX80m80を講演会などで使うこともあります。値段としては30万程度で、決して悪いビデオカメラではないですが、FX30と比べると10bitと8bitの違いやセンサーサイズの違いから圧倒的にFX30の方が満足できます。
デュアルベースISO(800/2500)が意外と使いやすい
FX30はデュアルベースISO(800/2500)が搭載されています
FX3やα7s IIIにもデュアルベースISOが搭載されていて、800/12800のISOで十分なダイナミックレンジを得て、暗所でもノイズを抑えて撮影することができます。
FX30は上のISOが2500ということで不十分かと思われるかもしれませんが、夜の街灯などがない場所で撮影するということでなければ、十分撮影することは可能かと思います。むしろ、少し暗いところの場合、ISO12800もいらないんだけどという時もあるので、「2500のISO感度は絶妙に良い」です。
欲を言うと800/2500/12800みたいにトリプルベースISOを取り入れてくれると嬉しいなと思ったり笑
自分の場合、24mmF1.4のGMレンズを主に使用しているのですが、日中や室内はもちろん、夜の横浜の風景などを撮影したりしています。夜の街並みを撮る時などは、ズームレンズで明るくないレンズだと少し心もとないので、単焦点レンズや小さめのライト(安く買いたいという方は、Ulanziのライトなど)を準備しましょう!
ただ夜のキャンプをメインで撮影する場合にはFX3やα7s IIIがおすすめですね!
下の動画は渋谷のパーソナルジム「voyage」で撮影した動画ですが、全体的に暗く格好良い空間でした。ISO2500撮影し、十分撮影することができました。使用レンズは「SONY FE 24mm F1.4 GM」になります。
パーソナルトレーナーの藤村さんも格好良かったです
Logでの撮影が楽しくなる、10bitの安心感
せっかくFX30を手に入れたら、Logでの撮影をしたいですよね!?
少し前のカメラの場合、8bit(16,777,216色)のため,編集ソフトで編集していると色情報が破綻してしまうことがありした。
しかしFX30は10bit(1,073,741,824色)
綺麗に色が出てくれるので初心者でもLogで撮影して、あとから映像の雰囲気を自分で作りやすくなりました。また、Lutを当てて撮影することができるので、自分の思っている世界観で撮影の時から取れるのも一つの魅力です。
クライアントワークで、お客様にこういう色合い(世界観)で撮りますねとすぐに共有できるのも良いポイントです。
自分の場合は、Lutを当てた状態でSDカードはせずにあくまでLogの状態(Lutが当たっていない)でSDカードに保存して後から編集するようにしています。途中でクライアント様から違う色の雰囲気にしてほしいと言われることもあるので。
FX30におすすめのレンズはこちらで詳しく紹介しているので興味のある方は
ファストハイブリッドAFでミスショットが少ない!
Sonyを選ぶ利有の1つがAFの速さと正確性だと思います。
FX30もファストハイブリッドAFが搭載されており、早くて正確なAFとなっています!
Sonyの最新AF搭載のα6700に関しては下の記事からチェックしてください
初心者や初級者の方、ちょっとしたVLOGや撮影をしたいという時に、マニュアルで撮影する方は比較的少ないと思います。(マニュアルで撮る動画の楽しさや良さもありますが)ここではAFを推せていただきます笑
自分の場合は子どもの誕生日動画の撮影などをすることがあるのですが、子どもは予測不可能な方向に急に走り始めたり、ちょうちょが飛んでいるのをみて急に笑顔になったり、とにかく”予想していないタイミングで良いシーンが生まれます”
そんな時に素早く正確なAFで子どもの笑顔を撮影することができるのはとても心強いです。
少し話が横にそれますが、子どもの撮影の時は、カメラの電源は付けっぱなしにしてすぐに撮影できるようにしておくというのも大切です。暑い日でもFX30は冷却ファンがあり熱停止などはしにくい機種になっているので、バッテリー予備を準備しつつ撮影しましょう!
超解像!ズームレバーが活躍する!?
ズームレバーも意外と使えるのでおすすめさせていただきます!
僕の使い方としては、24mmF1.4のGMレンズがメインなので、超解像ズームで使うことが多いです。フルサイズ換算で36mmで、超解像ズーム(✖️1.5)をすると54mmになるので、標準から少し望遠気味のレンズとして使用することができます。
もともと6K相当の豊富な情報量を凝縮しての4Kなので、ズームしても超解像(綺麗な)画像で撮影することができます!
ピントをタッチで合わせることができないのが残念ですが
例えば子どもを撮影する時にもう少しアップで撮りたい時にとても便利です!
20万円以上。でもリーズナブルな値段と感じる!
安くはない、でもしっかりと価値のあるカメラ
2023年7月時点では、公式サイトではILME-FX30B(ボディのみ)で、希望小売価格286,000円(税込)となっています。レンズなども合わせると30万円を超えてしまいますが、機能を考慮すると十分魅力的な価格かと思います。
マップカメラなどで、美品で22万円程度で取り扱いがあるので、新品でなくて、綺麗な中古なら良いという場合は、マップカメラなどで探すのも良いかと思います!
同じシネマラインとしてFX3がありますね。金額にかなり差があるので予算で買えるどうかが決まってしまいますがスペックに関してはこちらの動画が参考になると思います(FX3はブリージング補正できるようになっています)
FX30の悪い部分は!?
FX3が50万円を超えることを考えるとFX30はリーズナブルな価格で
必要な機能を詰め込んでいる機種になると思います!
ですが、暗い場所(特に夜のキャンプの撮影や照明が少ない)でかっこよく撮影することが多いなど、
暗い場所での撮影回数が多い、もしくはその場面で使いということであればFX30はおすすめできません。
ボケ感はフルサイズに比べると劣ってしまう点
単焦点レンズを使えばFX30でも綺麗なボケ感を体験はできますが、今までフルサイズを使ってきていて、ボケ感が大切なんです!という方は、金額が許せば、FX3もしくは、少し金額を抑えたいということであれば、α7sⅢなどを考えると良いと思います!
あとは、動画を撮りたいという方にとっては関係ないかもしれませんが、写真も本格的に撮りたいということであれば、FX30では物足りないかと思います。
Youtubeのサムネを撮るためや、ちょっとした日常を動画メインでとりつつ、少し写真も撮りたいなということであれば、FX30でも対応できます
ただ、写真もしっかりと撮りたい!ということであればα6700、a7Ⅳ、α7CⅡなどを検討すると良いかもしれません。
FX30の写真についての解説は下記の記事でしているので興味のある方はぜひみてください
買う時のポイント
撮影したい場面、用途を整理し、FX30の機能を理解した上で、実機を触る!それで、良いなと感じたら購入を考える!
まとめ
FX30初心者でも使いやすい動画専用カメラとなっています。
写真もしっかりと撮りたいということであればα6700やフルサイズ機のα7CⅡなどを検討してみてください!
FX30は骨格認識のAIAFは搭載していませんが、十分正確かつ、早いAFとなっています。
金額を考慮しつつ購入の参考にしてもらえればと思います!