今回はSonyから発売されているFX3についてレビューしていきます
2021年に発売され、すでに数年経ちますがそれでも圧倒的な人気を誇る動画用カメラとなっているその理由を見ていきます
またFX30との違いも併せて見ていきます
実際にFX3とFX30の両方を持っているから比較していきます!
スペックではわからない部分も見ていきます!
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FX3の機能とおすすめポイント
FX3のおすすめするポイントは主に3つあるかと思います
動画撮影を本格的にされる方にはおすすめなカメラだよね
4:2:2 10bitの4K(QFHD)120p動画記録
1つ目のおすすめポイントは4Kで120pを撮影することができ
スローモーション撮影ができるポイントです!
しかも、FX3の4K120は音声も録音できているのでそこも嬉しいです!
シネマチックな映像表現や非日常的な動画を作る時には
とても重要になってくるので4Kのスローモーションはおすすめポイントです!
2024年の現在も4K120pが撮影できる機材は意外と少なく
4K60pまでのカメラが多いです
デュアルベースISO
2つ目のおすすめポイントはデュアルベースISOになります!
FX3はS-Log3で撮影する時に
800/12800のそれぞれがベースISOとなっていて
ノイズが少なく、一番ダイナミックレンジが広い状態で撮影することができます!
基本的には、800か12800で撮影すれば良いと思って大丈夫です!
基本的には800で撮影をして
夜のキャンプなどの暗所は12800で撮影するよ
ISOが4000くらいがちょうど良い時は、ISOを12800まで上げてNDフィルターを使うようにします!
そうするとノイズも少なく撮影できます
15+ストップの安心感
slog3で撮影時、15+ストップでの撮影になるので
白飛び黒潰れも起きにくいカメラといえます!
もちろん露出設定などは都度確認していくことが必要です!
カラーグレーディングや色表現の幅が広がるので15+ストップであることは本当に安心です
FX3はAIAFは搭載されていないけど
十分早くて正確なAFだよ!
FX3に関しての記事はこちらにもあるのでぜひ参考にしてください
FX30との違い
同じFXシリーズということでFX3とFX30の違いも見ていきたいと思います!
特に気になる違いをまとめてあります
各性能など | 約50万円 | FX3約30万円(ハンドルあり) | FX30
---|---|---|
センサーサイズ | フルサイズセンサー | APSCセンサー |
有効画素数 | 約1210万画素 | 約2600万画素 |
デュアルベースISO | 800/12800 | 800/2500 |
動画撮影(最大) | 4K 120p(約10%クロップ) 4K60p | 4K 120p(約38%クロップ) 4K60p(6K相当) |
モニター | 144万ドット | 236万ドット |
実際に両方とも所有しているのでその感想も話していきます
まずFX30はコスパの良い動画機となっていて、非常に使いやすいカメラだと思います
被写界深度はAPSC機ということでFX3ほどではないですが、F値の低い単焦点レンズと組み合わせると十分使えます
バッテリー持ちもFX30の方が長いのでインタビュー動画や講演会などの長尺動画を撮影する場合にも適しているかと思います
FX3は何といってもISOと4K120pの性能だよね!
FX3はISOが12800まで上げることができる点と4K120pが10%クロップで使用することができる点が大きいですね!
夜間撮影や店内の照明が暗めところでも余裕を持って撮影することができ、ノイズの少ないです
また、スローモーションが10%クロップで撮ることができるので、被写体との距離を気にせず撮影できます!
個人的には、15+ストップということもあり、カラーグレーディングはFX3の方がやりやすいと感じています
あとは、重さも若干違いますね!普段の持ち運びや
手持ちやジンバル撮影で長時間撮影する時は影響してきますよね!
FX30は646gとなっていてFX3の715gと比べて軽くなっています
FX3と相性の良いレンズを紹介!
今回は僕が実際にクライアントワークで使用している組み合わせのレンズを紹介します!
全てのパターンに当てはまるわけではないですがぜひ参考にしてください!!
ワンオペかつレンズ交換をする時間もない時
24mm-70mm F2.8 GMⅡになります
24mmの広角側から70mmの望遠までカバーすることができるので、ワンオペでの撮影で、結婚式やファミリー撮影などの時には大活躍する一本になります!
レンズ交換ができる撮影の時
制作でレンズ交換ができる時は僕はこの2本を使用しています
広角ズームレンズの16-35mm F2.8 GM Ⅱは、風景や背景を入れつつポートレート動画を撮影する時に活躍し、35mm側で撮影すれば、人物を際立たせることも可能になります
広角ズームレンズだけではボケ感や圧縮効果のある動画としては足りないので、合間に50mm F1.4 GMレンズを使用したりしています。55mm F1.8のツァイスレンズも良いのですが、色味などを考えると50mm F1.4 GMレンズの方が16-35mmと合わせやすいかなと思います
金額がある程度するので、予算に応じて考えてみてください
Vlogメインや自撮りをするのに良いレンズ
最後に紹介するのは、自撮りであったり、旅のvlogをするのに相性の良い単焦点レンズになります
20mmということで、自撮りでも余裕のある画角なのと
373gという軽さで持ち運びもさしやすいレンズとなっています
FX3になくて惜しい機能
とても素晴らしいFX3ですが
この機能が欲しかったなというのがあるので言っておきます
それは内蔵NDフィルターです
FX3の後継機が発売される時には内蔵NDフィルターが搭載されていると嬉しいですね!
あとは、高感度耐性を保ちつつ画素数も上がれば良いかなと思います
まとめ:FX3が2024年も使いやすい万能な動画機
FX3は2024年も十分に活躍する動画機だと思います!
4K以上の8Kなども登場していますが、暗所でのノイズやスローモーションのことなどを考えると
4K120pで十分かなと思います
個人的には2600万画素でISO800//12800くらいのベースISOを維持できると多少のクロップ耐性もありつつ使いやすいカメラになるなと思っています
またFX30も非常に優秀なカメラで暗所での撮影があまりないということであれば、十分活用することができるカメラかと思います!