パナソニックのフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX Sシリーズ」。卓越した描画性能、堅牢なボディ、そしてプロフェッショナルの要求に応える動画機能は、多くのフォトグラファーやビデオグラファーから高い評価を得ています。そのポテンシャルを最大限に引き出す鍵となるのが、交換レンズの選択です。

LUMIX S1RIIとS1II・S1IIEが発売されたということでLumixも非常に話題になっているカメラかと思います
本記事では、LUMIX Sシリーズのカメラをご愛用の方、またこれから導入を検討されている方に向けて、Lマウントアライアンスが誇る豊富なレンズラインナップの中から、特におすすめのモデルを厳選してご紹介します!
LUMIX Sシリーズ向けレンズ選びの基礎知識:最適な一本を見つけるために
LUMIX Sシリーズが採用する「Lマウント」は、パナソニック、ライカカメラ社、シグマ社の三社によるアライアンスによって展開されており、各社の個性が光る多様なレンズが魅力です。まずは、数あるLマウントレンズの中から最適な一本を選ぶための基礎知識をおさらいしましょう。
Lマウントアライアンスの強み
Lマウントの最大の強みは、パナソニック、ライカ、シグマという、それぞれ異なる哲学と技術を持つ3社がレンズを供給している点です。これにより、ユーザーは純正レンズだけでなく、描写力に定評のあるシグマの「Artライン」や、伝統と革新性を兼ね備えたライカのレンズ群など、非常に幅広い選択肢の中から、自身の撮影スタイルや予算に合わせてレンズを選ぶことができます。この多様性こそ、Lマウントが将来にわたって魅力的なシステムであり続ける理由の一つです。

僕が大好きなSonyの場合は、純正レンズではないサードパーティ製のレンズだとどうしてもアクティブ手ブレ補正が効かないなどありますね
レンズ選びの基本要素
- 焦点距離 (Focal Length):レンズが写し出す範囲(画角)と、被写体との距離感(遠近感)を決定します。広角レンズ(例:16mm、24mm)は広い範囲を写し、遠近感を強調します。標準レンズ(例:50mm)は人間の視界に近い自然な画角で、スナップやポートレートなど幅広い用途に使えます。望遠レンズ(例:70mm以上)は遠くの被写体を大きく写し、背景を圧縮する効果があります。ズームレンズは一本で焦点距離を変化させられるため利便性が高く、単焦点レンズは特定の焦点距離に特化することで高画質や明るさを追求しています。
- F値 (Aperture / F-number):レンズの明るさを示す指標です。F値が小さいほどレンズは明るく(大口径)、より多くの光を取り込めます。これにより、暗い場所でもシャッタースピードを速く保ち、手ブレを抑えたり、被写界深度(ピントが合って見える範囲)を浅くして背景を大きくぼかしたりすることができます。一般的にF2.8以下のレンズを大口径レンズと呼びます。
- 手ブレ補正 (Image Stabilization):レンズ内またはボディ内、あるいはその両方で手ブレを軽減する機能です。LUMIX Sシリーズの多くは強力なボディ内手ブレ補正(B.I.S.)を搭載しており、対応するパナソニック製レンズと組み合わせることで、レンズ内手ブレ補正(O.I.S.)と協調してさらに強力な補正効果を発揮する「Dual I.S. 2」が利用可能です。特に望遠撮影や暗所での撮影、動画撮影時に威力を発揮します。
- 描写性能 (Optical Performance):レンズの画質を左右する要素で、解像力(シャープさ)、コントラスト(明暗のメリハリ)、色収差(色のズレ)、歪曲収差(画像の歪み)、ボケ味(背景ボケの質)などが評価されます。一般的に、高価なレンズや単焦点レンズは描写性能に優れる傾向があります。
- AF性能 (Autofocus Performance):オートフォーカスの速度、精度、静粛性は、特に動きの速い被写体や動画撮影において重要です。特に最近発売されたLUMIX S1IIは像面位相差センサーによる高精度なAFを実現しています。レンズの駆動モーターの種類(ステッピングモーター、リニアモーターなど)によっても、AFの特性は異なります。
- サイズと重量 (Size and Weight):高性能なレンズほど大きく重くなる傾向がありますが、撮影スタイルや機動性を考慮してバランスの良い選択が求められます。特に長時間の手持ち撮影や登山などでは、レンズのサイズと重量が負担になることもあります。
- 防塵防滴性能 (Dust and Splash Resistance):屋外での厳しい撮影条件下でも安心して使用できるかどうかの指標です。LUMIX Sシリーズの多くのボディは防塵防滴に配慮した設計となっており、同様の設計が施されたレンズと組み合わせることで、システム全体での信頼性が向上します。
- 動画撮影への配慮 (Video Features):動画撮影においては、静止画とは異なる観点でのレンズ性能が求められます。例えば、ピント位置の移動に伴って画角が変動する「フォーカスブリージング」の抑制、絞り操作時のクリック感をなくしスムーズな露出変化を可能にする「クリックレス絞りリング」、静かで滑らかなAF駆動などが重要です。

これらの要素を総合的に比較検討し、ご自身の主な撮影シーンや表現したいこと、そして予算に合わせて最適なレンズを選びましょう!
【タイプ別】LUMIX Sシリーズ おすすめLマウントレンズ
ここからは、具体的なレンズをタイプ別に分類し、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説していきます。パナソニック純正レンズとシグマ製レンズを中心に、LUMIX Sシリーズのポテンシャルを最大限に引き出すモデルを厳選しました。
標準ズームレンズ:最初の一本として、幅広いシーンに対応する万能選手
標準ズームレンズは、広角から中望遠域までをカバーし、風景、スナップ、ポートレート、日常記録など、非常に幅広いジャンルの撮影に対応できるため、「最初の一本」として、また常用レンズとして最も人気のあるタイプです。
Panasonic LUMIX S PRO 24-70mm F2.8 (S-E2470)
- 特徴:パナソニックの誇る「S PRO」ラインのフラッグシップ標準ズーム。開放F2.8通しの大口径ながら、ズーム全域で卓越した描写性能を発揮します。非球面レンズやEDレンズを贅沢に採用し、諸収差を徹底的に補正。フォーカスクラッチ機構による素早いAF/MF切り替えも魅力です。
- メリット:プロの要求に応える圧倒的な高画質、F2.8の明るさによる美しいボケ味と暗所性能、堅牢な防塵防滴・耐低温設計。動画撮影時のフォーカスブリージングも良好に抑制されています。
- デメリット:比較的大型で重く、価格も高価な部類に入ります。
- こんな方におすすめ:画質に一切妥協したくないプロフェッショナルやハイアマチュア。ポートレート、風景、スナップなど、あらゆるシーンで最高のクオリティを求める方。
- スペック:
- 焦点距離:24-70mm
- 開放F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.37m
- フィルター径:82mm
- 質量:約935g
- 手ブレ補正:なし (ボディ側で対応)
Panasonic LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. (S-R24105)
- 特徴:広角24mmから望遠105mmまでをカバーする高倍率標準ズーム。開放F値はF4通しですが、レンズ内手ブレ補正(O.I.S.)を搭載し、Dual I.S. 2にも対応。さらに最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影が可能で、利便性に優れています。
- メリット:幅広い焦点域とハーフマクロ機能による高い汎用性、強力な手ブレ補正、比較的軽量で取り回しやすい。防塵防滴設計。LUMIX Sシリーズのキットレンズとしても採用されており、コストパフォーマンスにも優れます。
- デメリット:F2.8モデルと比較するとボケ量は控えめ。望遠端での解像感がやや甘くなる傾向が見られる場合があります。
- こんな方におすすめ:旅行やスナップなど、一本で様々なシーンをこなしたい方。マクロ撮影にも興味がある方。F2.8の大きさと重さを避けたい方。
- スペック:
- 焦点距離:24-105mm
- 開放F値:F4
- 最短撮影距離:0.3m
- フィルター径:77mm
- 質量:約680g
- 手ブレ補正:あり (O.I.S.)
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
- 特徴:シグマの高性能レンズライン「Art」に属する大口径標準ズーム。純正に迫る、あるいは凌駕するほどの高い光学性能を誇りながら、比較的手に取りやすい価格を実現しています。最新の光学設計により、ズーム全域で高い解像力を発揮し、美しいボケ味も魅力です。
- メリット:卓越したシャープネスと美しいボケ味、純正S PROに比べてやや軽量かつコンパクト、コストパフォーマンスの高さ。防塵防滴構造も採用。
- デメリット:パナソニック純正レンズとのDual I.S. 2には非対応(レンズ内手ブレ補正非搭載、ボディ内手ブレ補正は機能します)。AF性能は純正に一歩譲る場面があるとの評価も。
- こんな方におすすめ:F2.8通しの明るさと最高レベルの画質を、できるだけコストを抑えて手に入れたい方。シグマArtラインの描写が好きな方。
- スペック:
- 焦点距離:24-70mm
- 開放F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.18m (広角端) – 0.38m (望遠端)
- フィルター径:82mm
- 質量:約835g
- 手ブレ補正:なし (ボディ側で対応)
SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
- 特徴:シグマの「Contemporary」ラインに属し、常用ズームとしての小型軽量化と高い光学性能を両立させたF2.8標準ズーム。広角端が28mmスタートとやや狭いものの、その分大幅なコンパクトネスを実現しています。
- メリット:F2.8通しでありながら非常に小型軽量(Lマウント用で約470g)。高い機動性を持ちながら、Artラインに迫る良好な描写性能を発揮します。価格も魅力的です。
- デメリット:広角端が28mmのため、24mmのダイナミックな表現が必要な場合は物足りない可能性。レンズ内手ブレ補正は非搭載。防塵防滴は簡易的な構造。
- こんな方におすすめ:F2.8の明るさは欲しいが、レンズのサイズと重さは極力抑えたい方。気軽に持ち運べる常用F2.8ズームを求める方。
- スペック:
- 焦点距離:28-70mm
- 開放F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.19m (広角端) – 0.38m (望遠端)
- フィルター径:67mm
- 質量:約470g
- 手ブレ補正:なし (ボディ側で対応)
広角ズームレンズ:ダイナミックな風景や星空、建築物の撮影に
広角ズームレンズは、広い範囲を写し込み、遠近感を強調することで、ダイナミックでスケール感のある表現を可能にします。風景写真、建築写真、星景写真、室内での撮影などで活躍します!
Panasonic LUMIX S PRO 16-35mm F4 (S-R1635)
- 特徴:S PROラインの広角ズームレンズ。開放F4通しとすることで、比較的小型軽量ながらズーム全域で高い描写性能を維持しています。ダブルマグネットリニアモーターによる高速・高精度AFも魅力。
- メリット:S PROならではの高い解像力と美しい描写。小型軽量で取り回しが良く、風景撮影などで機動力を発揮します。防塵防滴・耐低温設計。動画撮影時のフォーカスブリージングも抑制されています。
- デメリット:開放F値がF4のため、F2.8クラスの広角ズームと比較すると、暗所性能やボケの大きさでは劣ります。
- こんな方におすすめ:風景、建築、スナップなどで高画質な広角表現を求める方。機動性と画質を両立させたい方。
- スペック:
- 焦点距離:16-35mm
- 開放F値:F4
- 最短撮影距離:0.25m
- フィルター径:77mm
- 質量:約500g
- 手ブレ補正:なし (ボディ側で対応)
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
- 特徴:シグマArtラインの超広角ズーム。14mmという圧倒的な画角と開放F2.8の明るさを両立し、星景写真や夜景撮影で絶大な威力を発揮します。ゼロに近い歪曲収差や、画面周辺まで高い解像力を実現しています。
- メリット:14mmの超広角とF2.8の明るさによるダイナミックな表現力。星景写真に最適なサジタルコマフレアの良好な補正。高いビルドクオリティと防塵防滴構造。
- デメリット:前玉が大きく突出しているため、保護フィルターの装着が不可(リアフィルターホルダーを装備)。サイズが大きく重め。
- こんな方におすすめ:星景写真、ダイナミックな風景写真、建築写真などで妥協のない描写を求める方。F2.8の明るさが必要な方。
- スペック:
- 焦点距離:14-24mm
- 開放F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.28m
- フィルター径:装着不可 (リアフィルターホルダーあり)
- 質量:約795g
- 手ブレ補正:なし (ボディ側で対応)
SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN | Contemporary
- 特徴:Contemporaryラインの広角ズームで、F2.8の明るさを維持しつつ小型軽量化を実現。インナーズーム方式を採用し、ズーミングによる全長変化がなく、ジンバルなどでのバランスも取りやすいのが特徴です。
- メリット:F2.8広角ズームとしては非常にコンパクトで軽量(約450g)。良好な光学性能と高い携帯性を両立。インナーズームによる取り回しの良さ。フィルター装着可能(72mm)。
- デメリット:超広角域(14mmなど)を求める場合は画角が不足。Artラインに比べると極限的な描写性能では一歩譲る可能性。簡易防塵防滴。
- こんな方におすすめ:気軽に持ち運べる明るい広角ズームを求める方。Vlogやジンバル撮影など動画用途にも。
- スペック:
- 焦点距離:16-28mm
- 開放F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.25m
- フィルター径:72mm
- 質量:約450g
- 手ブレ補正:なし (ボディ側で対応)
望遠ズームレンズ:遠くの被写体を引き寄せる、スポーツや動物撮影に
望遠ズームレンズは、遠くの被写体を大きく写し撮ることができ、圧縮効果によって背景を整理しやすいのが特徴です。スポーツ、野生動物、飛行機、ポートレート(背景を大きくぼかしたい場合)などで活躍します。
Panasonic LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S. (S-E70200)
- 特徴:S PROラインのフラッグシップ望遠ズーム。「サンニッパ」に並ぶプロフェッショナル御用達の「ナナニッパ」。開放F2.8通しで、ズーム全域で極めて高い描写性能を発揮します。強力なレンズ内手ブレ補正(O.I.S.)を搭載し、Dual I.S. 2にも対応。テレコンバーター(1.4x, 2.0x)にも対応。
- メリット:圧倒的な解像力と美しいボケ味。高速かつ高精度なAF。強力な手ブレ補正。堅牢な防塵防滴・耐低温設計。フォーカスクラッチ機構。
- デメリット:大口径望遠ズームの宿命として、大きく重く、高価です。
- こんな方におすすめ:スポーツ、野生動物、ポートレートなどで最高の画質と機動性を求めるプロフェッショナルやハイアマチュア。
- スペック:
- 焦点距離:70-200mm
- 開放F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.95m
- フィルター径:82mm
- 質量:約1570g (三脚座除く)
- 手ブレ補正:あり (O.I.S.)
Panasonic LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S. (S-R70200)
- 特徴:S PROラインのF4通し望遠ズーム。F2.8モデルと比較して小型軽量化を実現しつつ、S PROの名に恥じない高い描写性能を維持しています。こちらもO.I.S.搭載でDual I.S. 2に対応し、テレコンバーターも使用可能です。
- メリット:S PROならではの高画質をよりコンパクトに実現。F2.8モデルより軽量で取り回しやすい。強力な手ブレ補正。
- デメリット:F2.8モデルと比較すると、ボケ量や暗所性能では劣ります。
- こんな方におすすめ:画質と機動性のバランスを重視する方。F2.8の大きさと重さを避けたいが、高品位な望遠ズームが欲しい方。
- スペック:
- 焦点距離:70-200mm
- 開放F値:F4
- 最短撮影距離:0.92m
- フィルター径:77mm
- 質量:約985g (三脚座除く)
- 手ブレ補正:あり (O.I.S.)
SIGMA 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sports
- 特徴:シグマSportsラインの最新大口径望遠ズーム。高い光学性能に加え、過酷な撮影環境にも耐える堅牢性とプロの要求に応える操作性を追求。新開発のリニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)による高速AFと、最新のアルゴリズムOS2による強力な手ブレ補正が特徴です。
- メリット:極めて高い解像力と美しいボケ味。高速AFと強力な手ブレ補正(最大7.5段)。絞りリング、AFLボタン、ズームロックスイッチなど充実した操作系。防塵防滴構造。純正に比べてやや安価な場合が多い。
- デメリット:依然として大きく重い部類。Dual I.S. 2非対応。
- こんな方におすすめ:スポーツや野生動物など、動きの速い被写体を確実に捉えたい方。シグマの最新技術が詰まった高性能望遠ズームを求める方。
- スペック:
- 焦点距離:70-200mm
- 開放F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.65m (広角端) – 1.0m (望遠端)
- フィルター径:77mm
- 質量:約1345g (三脚座込み)
- 手ブレ補正:あり (OS)
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary
- 特徴:「ライトバズーカ」の愛称で親しまれる超望遠ズームのLマウント版。400mmまでの超望遠域をカバーしながら、驚くほどの小型軽量化を実現。手ブレ補正OSも搭載し、手持ちでの超望遠撮影をサポートします。
- メリット:400mmクラスの超望遠ズームとしては抜群の携帯性。良好な光学性能とコストパフォーマンス。強力な手ブレ補正。
- デメリット:開放F値が暗め(F5-6.3)。光量の少ない状況や動きの速い被写体ではISO感度の上昇やAF性能に注意が必要。
- こんな方におすすめ:気軽に超望遠撮影を楽しみたい方。野鳥、飛行機、スポーツ観戦など。機動性を最優先する方。
- スペック:
- 焦点距離:100-400mm
- 開放F値:F5-6.3
- 最短撮影距離:1.12m (広角端) – 1.6m (望遠端)
- フィルター径:67mm
- 質量:約1140g (保護カバー PT-31装着時)
- 手ブレ補正:あり (OS)
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports
- 特徴:Sportsラインに属するプロフェッショナル仕様の超望遠ズーム。600mmという圧倒的な焦点距離を実現しつつ、最新の光学設計と堅牢な構造、高度な操作性を備えています。強力な手ブレ補正OSも搭載。
- メリット:600mmの超望遠とSportsラインならではの高い描写性能。高速AFと強力な手ブレ補正。カスタマイズ可能なスイッチ類。防塵防滴構造。
- デメリット:非常に大きく重く、価格も高価。手持ち撮影は体力が必要。
- こんな方におすすめ:本格的な野生動物撮影や航空機撮影など、最高の超望遠性能を求めるプロやハイアマチュア。
- スペック:
- 焦点距離:150-600mm
- 開放F値:F5-6.3
- 最短撮影距離:0.58m (広角端) – 2.8m (望遠端)
- フィルター径:95mm
- 質量:約2100g (三脚座込み)
- 手ブレ補正:あり (OS)
まとめ:最適なレンズ選びでLUMIX Sシリーズの性能を最大限に
LUMIX Sシリーズは、静止画・動画ともに非常に高いポテンシャルを秘めたカメラシステムです。そして、その性能を最大限に引き出すためには、撮影シーンや表現意図に合致したレンズ選びが不可欠です。Lマウントアライアンスによって提供されるパナソニック、シグマの豊富なレンズ群は、初心者からプロフェッショナルまで、あらゆるユーザーの要求に応える多様な選択肢を用意しています。
本記事でご紹介したレンズは、数あるLマウントレンズの中のほんの一部に過ぎません。しかし、それぞれのレンズが持つ特徴や魅力を理解することで、ご自身の撮影スタイルに最適な一本、あるいは数本の組み合わせを見つけるための一助となれば幸いです。
レンズはカメラ本体と同様に、あるいはそれ以上に撮影体験や作品の質を左右する重要な機材です。ぜひ、じっくりと検討し、最高のパートナーとなるレンズを見つけて、LUMIX Sシリーズとのカメラライフを存分にお楽しみください。Lマウントレンズのラインナップは今後もさらに充実していくことが期待され、その進化からも目が離せません。