どんどん新しいレンズが登場して、サードパーティのレンズも品質が上がってきていますが、
レンズが増えすぎてどのレンズを買ったら良いか分からなくなってしまいますよね汗
動画用レンズとしては何が必要なのか!?
今回は「焦点距離」に注目してみていきたいと思います!
こちらの画像でも焦点距離ごとの距離感のイメージを持ってもらえればと思います
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焦点距離別レンズの選び方【動画撮影編】
レンズにはそれぞれ焦点距離があり、数字の違いによって撮影する画角は変わってきます!
それぞれの特徴や使いどころなどを紹介させていただきます!
焦点距離別レンズの特徴
今回は焦点距離を6つみていきたいと思います!
その画角で撮る上で何がポイントになってくるのかを説明いたします。
フルサイズセンサーを基準にしてお話しするので、APSCセンサーのカメラを使われている方は35mm換算(×1.5)して当てはめて、参考にしてください!
※今回はSonyのレンズを例などに挙げさせていただきます
それではみていきましょう!
16mm 以下のレンズ
(超)広角のレンズ群となります
壮大な景色に人を1人映すという場合に、このような広角レンズを使用します。
ただ歪みがどうしても発生してしまうのでその点は注意が必要です。
16mmは動画でも使われたりしますが、それ未満になると、動画では特殊かなと感じます。
Youtubeで活躍されているUssiyさんは特に動画での広角撮影(16mm〜35mm)を重視されていて、広角ならではのダイナミックな映像を撮られています!
被写体に近付いて遠近感を強調する撮影も可能になりますが、この場合はさらに歪みが気になってしまいます。
魚眼的な形での特殊な撮影であったり、PVなどにあっているなら使っていけるレンズ・撮影方法かと思います!
Vlogの時に自撮りをするということであれば
24mm
動画で広角を使うなら24mmがお勧めになります!
自分も24mmF1.4Gmを使用していますが、見た目よりも広く映る点と単焦点レンズなら歪みも少ないです!
16mmに比べるとダイナミックさが少し減りますがその分作品撮りなどでも使用しやすくなります!
パンやティルトアップをすると、24mmでも広角特有のうねった感じは出る時があります。
FIX(固定)ショットやゆっくり動くショットの時に使いやすいと思います!
35mm
写真の場合は、広角側になるかと思いますが
動画では標準域と呼ばれますね!
近い距離での撮影にも少し離れて広角で撮ることもできるので、一本のレンズで様々な距離感でを撮影したいということなら35mmもおすすめかなと思います!
F値の低いレンズを選ぶとしっかりとボケ感も得られることができます!
被写体を撮りつつ、背景も映すことができるので、ジンバルで走ってるシーンと撮ることが等もできます!
端の方が、多少歪みがあるので、被写体をセンターに入れることをお勧めします!
GMレンズで最高の色味で撮りたいという方はこちら↓
50mm
写真でも動画でも使いやすい「The万能レンズ」になります!
写真の場合には50mmが見た目に近いと言われ、標準域になると思います。
Sonyの場合ですと50mmF1.2GM、50mmF1.4GMが素晴らしい写りとして人気があります。値段は高いですが相応の写りの良さがありますね!
またいわゆる「撒き餌レンズ」が各メーカから出されているので、一本は持っておいて間違いない焦点距離かなと思います!
値段を安く抑えている「撒き餌レンズ」と聞くと不安になるかもしれませんが、カメラYoutuberのゆーとびさんなども紹介しているようにボケ感を楽しむことができる素晴らしいレンズでカメラを楽しむことができるレンズになります!
動画用として若干望遠気味となるので、被写体のアップもありつつ、広角側でのショットも多用したいということだと35mmの方が良いかなと感じます
「写真と動画両方やる、もしくは被写体に焦点を当てて周りの余計なものは切り取ってしまう」ということであれば50mm1本でも十分かも!
自分の場合は、24mmと55mmを旅先に持っていくことが多く、軽い日帰りのお出かけの場合は、35mm一本で済ませてしまいます!
少し古いモデルですが愛用品の55mm↓
最新で文句なしの50mmGMレンズ↓
85mm
被写体を際立たせるレンズと言われ、ポートレートでよく使用されます
動画でも使用することができ、素人ではなかなか撮れないショットを撮ることができます!
これ一本で動画撮影となるとだいぶきついですが、広角や標準レンズで撮ったシーンの間に入れると圧倒的圧縮効果と被写体(主題)を際立たせることができてとても良いかと思います!
F1.8などでぼかしてとると本当に良いボケ感で撮影することができます。前ボケなどを入れたくなりますね!
比較的レンズが重くなったり、手ぶれが大きくなりやすかったりするので注意は必要!
自分は80mmやそれ以上の望遠レンズは、結婚式であったりセミナーで遠くから被写体を際出たせたい時に使用する画角となっています!ある程度の距離が必要となってくるので、広いロケーションの時に活躍しやすいですね!
上記のような撮影がある場合や、50mmでは物足りないという方は
一度試してみるのも良いかと思います!
100mm以上
圧縮効果を狙える望遠なので、ロングショットに向いています!
実用的な範囲だと100mmや135mmあたりで、100mmのマクロレンズなどは汎用性も高く作品の幅を広げてくれるレンズとなります。
望遠ということですが、
- ハーフマクロ撮影可能
- 小型軽量
- Gレンズならではの描写性能
- 優れたAF性能
ということで写真はもちろん、動画用としても大活躍できるレンズとなっています!
技術の進化により、一般の望遠レンズでも動画撮影できる時代が来ましたね!
ビッグクローズアップ(顔の一部などの小さな部分を大きく映す)の時に活躍する焦点距離ですね!
動画では特定の部分や動きに目線を誘導するために使われるショットです!
子どもを撮影する時も近くで撮影すると緊張しちゃうけど、遠くからの撮影まら自然にお母さんと遊んでいる場面を撮れたりします!
汎用性の高いズームレンズとしては24-70mmとなるので、24-70mmくらいの画角がやはり使いやすいとかなと思います!
単焦点レンズとズームレンズどっちを選ぶ?
今までの説明でも単焦点レンズとズームレンズの両方が出てきたね
単焦点レンズとズームレンズの違いは焦点距離が固定か可変か!
便利さでいうとズームレンズ、写りは単焦点レンズ
解像度やF値が低い(明るくボケ感が出る)のは単焦点になるので
写りだけでは言えば単焦点の方が良いかと思います!
ただ、撮影をしている時にそれぞれのシーンごとにレンズを交換する暇がないという場合には、ズームレンズが大活躍します。
自分もテレビの取材が入っている時に、その裏側を撮ってほしいと言われ、撮影したりしますがそういった時は、自分がメインのカメラマンではないため(あくまで裏側を撮影するカメラマン)、自分の都合やタイミングでレンズ交換などができるわけではありません。
そういった時には24-70mmF2.8のズームレンズを使って撮影をします!
そういう場面ではズームレンズが便利だね!
またズームレンズを選ぶ際は、F値固定のもの(F2.8やF4が多いと思います)を選ぶようにしてください!
またカメラ本体の暗所性能があまり良くない場合には、F2.8通しが特におすすめですが、最近は暗所性能が強い機種(Sonyのα7sⅢやFX3など)があるので、そういった場合にはF4でも良いかなと思います!
結論
・レンズ交換の時間がなかったり、一本で便利に撮影したいならズームレンズ
・時間やタイミングが自由で写りを追求するなら単焦点レンズ!
自分のタイミングで撮影や、レンズ交換ができるということであれば単焦点レンズをぜひ使うようにしてください!
24-35mmの単焦点と、50mm~80mmの単焦点レンズをそれぞれ1本ずつ(合計2本)持っておくと、多くの撮影シーンをカバーすることができると思います!
また、APSC機を使用する場合には、F値の低い単焦点レンズを使用することによって暗所性能をカバーすることができますね!キットレンズを使っていてなんか暗いな、物足りないなという方はぜひ単焦点レンズをお試しください!