今回は動画撮影時に使える基本ショットについて見ていきたいと思います!
そのフレーム(画角)が与える影響・役割などをみていきます。
今回学んでフレーム(画角)に関しての役割に関して理解し、Vlogや作品撮りなどの時に画の切り方をどのように切り取るかわかるようになります。
またうまく撮影がいかない時には、基本に立ち返るとわかることが出てくるかと思います。
常に「これは何ショット」だと意識することはないと思いますが
迷った時には、基本ショットを意識して最適なフレームで
切り取れるようにしましょう!
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ミディアムショット(ウエストショット)
まずは使用頻度の高いミディアムショットについて見ていきます。
体の上半身を映す(大体腰から上)スタンダードなショットになります!
インタビューや会話シーンなどによく使われます(セミナー系の時にも使ってください)
安定した画角で撮ることができ、真正面であったり、斜め横から撮影するのでも印象が変わってきます
頭の上に拳一個分の余白を空けるようにすると良いかなと思います。
またこの時にクローズアップショット
クローズアップ・ショットは、人物撮影で考えると頭と顔が映り、頭の先がフレームの上部に触れるくらいの画角となります。
人の表情がはっきりとわかる画角になるので人物の感情を伝えたい時に使われたりしますね
クローズアップショットでは35mmや50mm以上のレンズがおすすめ!
広角(16mmなど)でクローズショットを撮ろうとすると
歪む可能性あります!
クローズアップショットは強い印象を与えるので、長いシーンで使ってしまうとくどくなる可能性があるのでその点は注意しましょう。
寄りのシーンと引きのシーンのバランスを考えていきましょう
また、クローズアップの状態から多くカメラを動かすことは少なく(手ブレが発生してしまうため)
固定や多少の動きの範囲内で行うことが多いです
下の写真にもありますが、ピアノの演奏シーンであれば、ピアノの鍵盤全てが見えるのではなく、一部の鍵盤を手が大きく見えている画角になります
ミディアムクローズアップ(バストショット)
ミディアムクローズアップ・ショットでは、人物撮影でいうと胸あたりから頭までを撮っていきます。
この時も、頭の上に余白があると安定したカットとなります。
このショットは顔の表情などを映しつつ、手の動きなども多少わかるのでリアクションなどを捉えるのに最適です。
画角として動く範囲が少なく、登場人物を身近に感じることができます。
自然な形でも強調である程度の秒数で使ったとしてもくどくならない画角です。また、ミディアムクローズアップの状態からカメラを動かすことも可能です。
クローズアップと同じように、被写体を強調しますが例えばピアノの鍵盤が全体的に見えるような画角も↓
ビッグクローズアップ
ビッグクローズアップショットは、顔の一部などの小さな部分を大きく映す画角です。
唇や目などが強調されたりする時に使うショットになります。希望のテーマの際に力強い目のシーンがあったりしますよね!目線を誘導するためにもよく使われます。
また、目の中に次のシーンを不透明度入りで写して、ズームアップしていくというトランジションも海外などでは使われるね!
ワイド/ ロングショット
ワイドやロングショットはいわゆる広角側の画角になります
広角レンズ(24mm以下)を使用するか、標準・望遠レンズで少し被写体と離れて撮影をしていきます。
そのシーンの情報を背景の建物や、複数人でもしっかりと伝えたい時にワイドショットを使います!
音楽バンドの撮影であれば、バンドメンバーのこと(バンド構成など)がわかるようにワイドショットを使用します
PVやMVの時には、ワイドショットを多用すると広角側が多くなり平坦な映像になるので、アップのショットと組み合わせて上手に使いましょう!
ビッグワイド/ ロングショット
ビッグワイドショットは、ワイドショットをさらに広く撮影する画角になります
ドローンを使った空撮であったり、音楽ライブで広角レンズで被写体は小さく、会場全体の雰囲気・ダイナミックな雰囲気を伝えたい時にビッグワイドショット使用しますね!
固定でも良いですし、画面が固くなってしまうということであれば、パンやティルトするのも良いですね!
ポイントとしては、メインの被写体が小さく映るような画角に設定して、背景情報に意味を持たせることです!
エスタブリッシング・ショット
エスタブリッシング・ショットは位置情報やストーリー展開の背景などを視聴者に伝えるためのショットで
画角としては、背景情報を多く映すためビッグワイドショットと似たものになります。
ストーリーの展開に大切な役割を果たします
東京タワーの映像が最初に流れてから、仕事中のシーンなどにトランジションすると、東京という大都市で働いてる人なんだなと自然に情報を提供することができます
セリフで「東京」というワードがなくても、映像で伝えることができるんだね!!
ロングテイク
ロングテイクはいわゆる長回しになります。
映画「ラ・ラ・ランド」の冒頭などでもロングテイクで撮られていますが、世界観に引き込まれますよね!
ただ、固定で撮りっぱなしというわけではなく、
カメラマンが動きつつ撮り続け、別カメラの視点移動(カット)もないので
より映像の世界に引き込まれます
ロングテイクの際はジンバルを使用するとブレの少ない綺麗な映像が撮りやすいかもしれません
クラッシュズーム
クラッシュズームは広角側から素早くズームして、フォーカスを当てる方法です
NHKなどではありませんが、バラエティ番組などではこのクラッシュズームが使われたりしますね!
MVなどではあまり使わないと思いますが、テレビっぽい撮影(バラエティ番組要素を含む)をする場合には、活用できるかなと思います!
ポイント・オブ・ビュー
ポイント・オブ・ビューはPOVと言われ、最近はGoProなどのアクションカメラなどでも多用されるショットです
視聴者自身がカメラを持っているような感覚なので、映像が自転車に乗っているシーンであれば、本当に自転車に乗っていると感じるますね!
おすすめのアクションカメラは新しく1/1.3インチ センサーを搭載したOsmo Action 4になります。撮って出しでも後から色編集するのもどちらも綺麗な色ですし、音もGoproよりも個人的には綺麗だと感じています!
最軽量のカメラのInsta360のGo3Sも4K対応になったのでおすすめです
毎回これはワイドショットで、次はクローズアップで
という風には考えず、寄りの映像と引きの映像をバランスよく考える程度が多いかと思います。
何か構図やシーン展開などに困った時に、この内容を見直して再確認していただければと思います!