2019年の発売以来、ソニーのAPS-Cミラーレス一眼カメラ「α6400」は、その卓越したオートフォーカス性能、コンパクトなボディ、そして高画質で、多くの写真・動画愛好家から支持され続けています。2025年現在も、その人気は衰えることを知りません。

「自分の撮影スタイルに合ったレンズで、もっと写真や動画のクオリティを上げたい!」

「α6400を手に入れたけど、次にどんなレンズを選べばいいかわからない…」
そんなお悩みを持つα6400ユーザーの皆様へ、この記事では2025年の最新情報を踏まえ、用途別に最適なおすすめレンズを厳選してご紹介します!初心者の方が最初に手にする一本から、より専門的な撮影を目指す上級者向けのレンズまで網羅。この記事を読めば、あなたのα6400が持つポテンシャルを最大限に引き出す、運命の一本が見つかるはずです
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α6400のレンズ選びで押さえておきたい3つのポイント
まず、α6400のレンズを選ぶ際に知っておきたい基本的なポイントを3つご紹介
- マウントは「Eマウント」の「APS-C用」が基本: α6400はソニーEマウントのカメラです。APS-Cセンサーを搭載しているため、レンズも「APS-Cフォーマット専用設計(例:DC、Di III-Aなどと表記されるもの)」を選ぶと、レンズの性能を最大限に活かせ、サイズや価格面でもバランスが良いでしょう。フルサイズ用Eマウントレンズも使用可能ですが、画角が1.5倍相当になる点に注意が必要です。
- 「OSS」は手ブレ補正の印: α6400のボディには手ブレ補正機能が搭載されていません。そのため、レンズ側に手ブレ補正機能(OSSと表記)があると、特に望遠撮影時や暗いシーンでの手持ち撮影でブレを抑えられ、よりシャープな写真や安定した動画が得られます。
- F値の小ささは「明るさ」と「ボケの大きさ」に直結: F値(絞り値)が小さいレンズほど、より多くの光を取り込めるため「明るいレンズ」と言われます。暗い場所での撮影に有利なほか、背景を大きくぼかした印象的な写真を撮りやすくなります。

これらのポイントを踏まえ具体的なおすすめレンズを見ていきましょう
α6400ユーザー必携!万能なおすすめ標準ズームレンズ
まず最初に手に入れたいのが、日常のスナップから風景、ポートレート、旅行まで幅広く対応できる標準ズームレンズです。α6400の機動力を活かせる、バランスの取れたモデルを選びましょう。
- ソニー E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS (SELP1650)
- 特徴: α6400のキットレンズとしてもお馴染みの、非常にコンパクトで軽量な電動ズームレンズ。圧倒的な携帯性はスナップやVlogに最適です。
- おすすめポイント: とにかく小さく軽いので、カメラを持ち出すハードルを下げてくれます。広角16mm(35mm判換算24mm相当)から始まるため、自撮りや風景撮影にも対応しやすいです。
- 2025年視点: 画質面では最新レンズに一歩譲るものの、その携帯性とコストパフォーマンスは依然として魅力的。サブレンズとしても優秀です。
- タムロン 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)
- 特徴: APS-C用標準ズームレンズとしては驚異的なF2.8通しの明るさを実現。さらに手ブレ補正機構「VC」も搭載し、α6400との相性は抜群です。
- おすすめポイント: ズーム全域でF2.8の明るさを活かせるため、背景をぼかした表現や薄暗いシーンでの撮影に強いのが大きなメリット。描写力も非常に高く、この一本で幅広いシーンを高品質に撮影できます。
- 2025年視点: 発売から数年経ちますが、性能と価格のバランスで依然としてAPS-C標準ズームの決定版と言える存在です。α6400ユーザーで画質にこだわりたいなら、まず検討したいレンズです。
- シグマ 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary
- 特徴: F2.8通しでありながら、驚くほど小型軽量化された標準ズームレンズ。α6400のコンパクトさを損なうことなく、明るいレンズのメリットを享受できます。
- おすすめポイント: 高い解像力とF2.8の明るさを、日常的に持ち運べるサイズ感で実現しています。最短撮影距離も短く、テーブルフォトなどにも強いです。
- 2025年視点: 携帯性と描写力を高い次元で両立させた、現代のAPS-Cミラーレスに最適な一本。特に軽快に高画質を楽しみたいユーザーに強くおすすめします。
α6400でダイナミックな表現を!おすすめ広角ズームレンズ
広大な風景、印象的な建築物、あるいは室内を広く写したい場合に活躍するのが広角ズームレンズです。α6400で使うことで、より一層そのダイナミックさを感じられるでしょう。
- ソニー E 10-18mm F4 OSS (SEL1018)
- 特徴: APS-C専用の超広角ズームレンズとして、長年定番のモデル。F4通しで手ブレ補正も搭載しており、使い勝手の良さが光ります。
- おすすめポイント: 軽量コンパクトで持ち運びやすく、超広角の世界を手軽に楽しめます。風景写真だけでなく、Vlogでの自撮りにも適しています。
- 2025年視点: 最新のレンズと比較すると設計の古さは否めませんが、そのコンパクトさと安定した性能で、依然として中古市場でも人気があります。手軽に超広角を始めたい方におすすめ。
- タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)
- 特徴: F2.8通しの明るい超広角ズームレンズ。星景写真や夜景、室内など光量の少ないシーンでもその威力を発揮します。
- おすすめポイント: 高い描写性能とF2.8の明るさを両立させながら、比較的小型軽量にまとめられています。α6400と組み合わせてもバランスが良く、本格的な広角撮影に挑戦したいユーザーに最適です。
- 2025年視点: APS-C用F2.8広角ズームとして確固たる地位を築いています。風景写真のクオリティを追求したいα6400ユーザーには非常に魅力的な選択肢です。
α6400で遠くの被写体を狙う!おすすめ望遠ズームレンズ【2025年版】
運動会、スポーツイベント、野生動物、あるいはポートレートで背景を大きく圧縮して被写体を際立たせたい場合に不可欠なのが望遠ズームレンズです。
- ソニー E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS (SEL70350G)
- 特徴: APS-C専用設計ながら、350mm(35mm判換算525mm相当)という超望遠域をカバーするGレンズ。高い解像力と美しいボケ味が魅力です。
- おすすめポイント: この焦点距離域のレンズとしては非常にコンパクトかつ軽量で、α6400とのバランスも良好。XDリニアモーターによる高速・高精度なAFは、動きの速い被写体にも対応します。
- 2025年視点: APS-C用望遠ズームとしてトップクラスの性能を誇り、α6400で本格的な望遠撮影を楽しみたいなら間違いのない一本。価格は高めですが、その価値は十分にあります。
- タムロン 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)
- 特徴: フルサイズ対応のレンズですが、APS-Cのα6400で使用すると105-450mm相当の望遠レンズとして活用できます。非常に軽量コンパクトで、コストパフォーマンスに優れています。
- おすすめポイント: 望遠レンズとしては驚くほど軽く、気軽に持ち運べます。写りも良好で、手軽に望遠撮影を楽しみたいユーザーに最適です。
- 2025年視点: フルサイズ用ながら、APS-Cユーザーにもその軽さとコスパで人気。α6400で手軽に望遠の世界を体験したい方におすすめです。手ブレ補正がない点には注意が必要ですが、カメラの構え方やシャッタースピードを意識すれば十分対応可能です。
α6400の描写力を引き出す!おすすめ単焦点レンズ
単焦点レンズはズームができませんが、その分、明るいF値による美しいボケ味、優れた描写力、そしてコンパクトさが魅力です。α6400のセンサー性能を最大限に引き出し、作品のクオリティを一段階上げたい方におすすめです。
- 【標準域の入門に最適】ソニー E 35mm F1.8 OSS (SEL35F18)
- 特徴: 35mm判換算で約52mmと、人間の視野に近い自然な画角。F1.8の明るさと手ブレ補正OSSを搭載し、暗い場所でのスナップやポートレートに最適です。
- おすすめポイント: コンパクトで扱いやすく、価格も手頃。初めての単焦点レンズとして非常に人気が高く、α6400ユーザーの「撒き餌レンズ」とも呼ばれます。
- 2025年視点: 定番中の定番ですが、その使いやすさと描写力は健在。一本持っておいて損のないレンズです。
- 【圧倒的な明るさと描写力】シグマ 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
- 特徴: F1.4という非常に明るい開放F値を持つ大口径標準単焦点レンズ。美しいボケ表現と、シャープな描写が魅力です。
- おすすめポイント: α6400でよりクリエイティブな写真表現を求めるユーザーに最適。暗所での撮影能力も格段に向上します。
- 2025年視点: F1.4の明るさをこの価格とサイズで実現している点は驚異的。コストパフォーマンスに優れた高性能単焦点として、依然高い人気を誇ります。
- 【ポートレートの王道】シグマ 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
- 特徴: 35mm判換算で約84mm相当の中望遠単焦点レンズ。F1.4の明るさが、被写体を際立たせる美しい背景ボケを生み出します。
- おすすめポイント: ポートレート撮影において、その描写力とボケ味は圧巻。コンパクトながら非常にシャープな写りで、被写体の魅力を最大限に引き出します。
- 2025年視点: APS-C用ポートレートレンズの決定版の一つ。α6400で人物を美しく撮りたいなら、ぜひ検討してほしい一本です。
- 【Vlogや風景にも強い広角単焦点】シグマ 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
- 特徴: 35mm判換算で24mm相当の広角ながら、F1.4という驚異的な明るさを実現。風景、星景、スナップ、そしてVlogまで幅広く対応します。
- おすすめポイント: 広角で明るいため、暗い場所での撮影や、背景をぼかした広角表現など、多彩な撮影が可能です。AF性能も良好です。
- 2025年視点: APS-C用広角単焦点として不動の人気。α6400での動画撮影にも非常に適しており、表現の幅を広げてくれます。
α6400レンズ選びで迷ったら? Q&A
- Q1. 最初の1本はどれがいい?
- まずは標準ズームレンズがおすすめです。「タムロン 17-70mm F/2.8」や「シグマ 18-50mm F2.8」は、画質と利便性のバランスが良く、長く使える一本になるでしょう。予算を抑えたい場合は、キットレンズの「ソニー E PZ 16-50mm」からスタートし、自分の撮りたいものが見えてきたら買い足すのも良い方法です。
- Q2. ポートレートにおすすめのレンズは?
- 「シグマ 56mm F1.4 DC DN」のような中望遠の単焦点レンズが定番です。美しい背景ボケで被写体を引き立ててくれます。標準ズームの望遠端(「タムロン 17-70mm F/2.8」の70mm側など)でもポートレートは撮影可能です。
- Q3. 動画撮影(Vlogなど)におすすめのレンズは?
- 広角で手ブレ補正が付いているレンズがおすすめです。「ソニー E 10-18mm F4 OSS」や、単焦点ならE 35mm F1.8 OSSなどが人気です。標準ズームの広角側も活用できます。AFが静かで滑らかなレンズを選ぶと、より快適に動画撮影ができます。
- Q4. 中古レンズはどう?
- 状態の良いものであれば、中古レンズは非常に賢い選択肢です。特に定番レンズは中古市場でも多く流通しており、予算を抑えつつ高性能なレンズを手に入れるチャンスがあります。信頼できるカメラ専門店などで、保証が付いているものを選ぶと安心です。
まとめ:α6400と最高のレンズで、あなたの写真・動画ライフをさらに豊かに
ソニー α6400は、レンズを交換することでその表現力を無限に広げられる素晴らしいカメラです。2025年現在も、魅力的なレンズが数多く存在し、あなたの撮影したいシーンや被写体に合わせて最適な一本を選ぶ楽しみがあります。
今回ご紹介したレンズは、どれもα6400のポテンシャルを引き出し、あなたの写真・動画ライフをより豊かにしてくれるものばかりです。ご自身の撮影スタイルや予算と照らし合わせながら、じっくりと比較検討してみてください。
この記事が、あなたのα6400にとって最高のパートナーとなるレンズ選びの一助となれば幸いです。さあ、新しいレンズを手に入れて、まだ見ぬ感動の一瞬を切り取りに出かけましょう!